ルフィがついにやってしまった

ワンピース、私はマンガは途中までしか読んでいないのですが、アニメは日曜朝にドラゴンボールと一緒に拝見しています。ワンピースを教育的な目線で見ることにしていて、ルフィというリーダーになぜ仲間がついていくのか。自由奔放で愛されるべきキャラであるものの、チームをまとめるために必要なものがあるんだろうか、と疑問に思いながら見ているのです。決して否定的な目で見ている訳ではないですが、少年漫画でありながら大人の苦悩などを知るきっかけになればもっと素晴らしいのに、と勝手な要望を持っているのです。

 

そんな中、2017/3/26放送のワンピースで恐れていたことがついに起こってしまいました。これは私も否定をせざるを追えません。食糧の不足に苦しんでいたご一行が海軍基地に乗り込み、食料を強奪しているのです。

 

そもそも彼らは海賊で、海賊の性質としては、強盗は当たり前のことかもしれませんが、ルフィ達は、ルパン三世よろしく、悪党の評価を受けながら、実は正義、という所が主人公としてのアイデンティティになっていると思っていたので、普通の海賊の様に罪のない船を襲ったりはしないのです。

 

ルフィ達は、海軍の基地に乗り込みました。海軍は、エースを殺したり、憎むべき相手かもしれません。しかし、海軍自体は、海賊を取り締まる正義の側にある組織なのです。敵であっても、食料を強奪する相手ではないはずです。強奪してしまったら、麦わら海賊団は、本当の悪党の海賊に成り下がってしまうのです。

 

もしも、食糧を手に入れられるところが海軍しかなく、生きるために仕方なくやる、という事であれば、その苦悩を描いて欲しい。当たり前のように海軍のカレーを食いつくしていくルフィには、他の人に対する気遣いもなければ苦悩もない、ただの賊だったのです。

 

強奪するのが平気、対価を払わないのが当たり前、という精神となると、海賊団のメンバーへの関わり方も気になります。正当なフィーを支払わないでクルーを労働させることが出来る精神だからです。麦わら海賊団は、もしかすると、クルーにまともなフィーが支払われていない超ブラック海賊団なのかもしれません。

 

これについてルフィにはきつく反省して欲しいと本気で思うのです。

 

以上