日本が戦争をした経緯

みんな戦争はしたくないと思っていると思いますが、色々な国がたくさん戦争をしてきました。なぜ戦争をしなければいけなかったんでしょうか。今日は明治以降、日清戦争から太平洋戦争まで(大東亜戦争とも言いますが)、戦争がなぜ起こったのか、について話していければと思います。

 

もともと江戸時代は、鎖国をしていて、貿易などは、長崎とか幕府がやっているのと、薩摩藩が沖縄でこっそり貿易をしていたり、という感じで他国との衝突はあまりありませんでした。ペリーが黒船で来航して脅されたことで幕府が倒されて、新しい明治政府が出来ます。外の世界を見てみると、昔の中国、清はアヘン戦争でイギリスにぼろ負けして植民地になりかけていました。フィリピンも植民地になっていて、日本も植民地になってしまう危険性があったのです。 “日本が戦争をした経緯” の続きを読む

ヴェルサイユ条約で縛られていたドイツがなぜ軍拡出来たのか?

軍備拡張のポイントはラインラント進駐にあり。

第一次世界大戦で負けたドイツは、ヴェルサイユ条約と言う条件をのんで降伏しました。ドイツは厳しい賠償金の支払いをしながら経済を回復させていきましたが、1929年の世界恐慌で経済が落ちこみ、ヒトラー政権が誕生し、全権委任法が可決されてヒトラーの自由に出来る状態になりました。しかしながら、ヒトラーがいくら自由にできると言っても戦争に負けて軍隊は縮小されていたので、弱い状態で戦おうにも戦えないはずが、どうして軍隊を増やして第二次世界大戦が出来るようになったのか、についてみていければと思います。

 ヴェルサイユ条約内容としては、軍隊の数とか、武器はこれだけ、海軍はこれだけ、空軍は作ってはいけない、とか、そういったことで、ドイツに戦争をさせないように制限していました。 “ヴェルサイユ条約で縛られていたドイツがなぜ軍拡出来たのか?” の続きを読む

ヒトラーの全権委任法は民主的に決まったのか?

なぜドイツでは全権委任法が可決されたのか?

ヒトラーの独裁の元となった全権委任法、ヒトラーの前の政権から独裁であった、という話もありますが、それはさておき、議会という審議する場所があったにも関わらず、この法律が生まれてしまった理由についてみていければと思います。

 

ヒトラーのナチ党は非常に小さな党でした。この頃のドイツの選挙制度は、全て比例代表で、小さい政党でも議席を確保できる仕組みになっていて、その小さい政党の1つでしかなかったのです。1929年の世界恐慌でドイツ経済が悪くなり、失業者は950万人、仕事がなくなったら再就職は諦めるしかない位の状況になりました。 “ヒトラーの全権委任法は民主的に決まったのか?” の続きを読む

本当は固定相場制が良かった。国債金融のトリレンマ

今回は高橋洋一先生の霞が関埋蔵金男が明かす「お国の経済」 (文春新書)を読んで、国際金融のトリレンマが面白かったのでそれについてまとめております。

これを一言で言うと、本当は固定相場制が良かったけど、上手くいかないから、固定相場制を捨てた、という話になります。どういう事かと言うと、

 国際金融のトリレンマという原則があります。 “本当は固定相場制が良かった。国債金融のトリレンマ” の続きを読む