明治の大改革、廃藩置県

明治の大きな改革と言えば版籍奉還と廃藩置県です。それまで各藩が徴税を行っていました。軍事力は江戸時代規制されていましたが、海外からの脅威が出てくるにつれて各藩が軍事力を持つことが黙認されるようになります。

 

明治になり明治政府が徴税と軍事を一手に行う必要が出てきます。いわゆる中央集権国家です。各藩バラバラに徴税し、軍事力を高めるのではなくて明治政府にお金と軍事の資源を集めた方が海外に対抗しやすい、という考えです。 “明治の大改革、廃藩置県” の続きを読む

中国の明治維新、辛亥革命

長らく君主制だった中国が共和政に移行する1大イベントと言えば辛亥革命です。調べて見ると、江戸の無血開城と同じようなことが中国でもありましたのでそのことについて話していければと思います。

 

明治維新の後、1894年に日清戦争が起こり、昔の中国、清はヨーロッパ諸国の狩場になりました。清でいざこざが起こると、清にいる自分の国を守るためにといって軍隊を送りこんだり、理由を付けて、ケーキを分けるように植民地が増えていきました。

 

中国は清も含め、長い間君主制で、ヨーロッパ諸国は共和制に移行していて、日本も江戸時代の君主制から、明治維新を起こして共和制になった(天皇がいるので君主制ですが、議会で決めたことを天皇が承認するという意味で実質共和制≒立憲君主制)ため、ヨーロッパ諸国に立ち向かえない清政府を倒して共和制の新しい国を作ろうとしたのです。 “中国の明治維新、辛亥革命” の続きを読む

対華21か条の要求を期に日本と中国の関係がただれる。

対華21か条の要求、第一次世界大戦後1915年に日本が中国に対して出した要求と希望です。

これが中国とアメリカによって、日本が中国に理不尽な事を言っている、という印象にさせていて、中国では反日感情をあおる材料の1つとして使われているものなのですが、本当にそうだったのか、見ていければと思います。 “対華21か条の要求を期に日本と中国の関係がただれる。” の続きを読む

フランスは第二次世界大戦を止められた!?ゲーム理論で見るラインラント進駐

歴史を振り返ってみてみると、色々な所に分岐点があるのが分かる。第二次世界大戦を始めたドイツの暴走を止められる選択肢があり、フランスはその選択を出来ず、ドイツにやられてしまった。

ドイツは第一次世界大戦で負けて、ヴェルサイユ条約により、厳しい軍規制と賠償金を負う事となった。フランスが積年の恨みを晴らすような条約の内容になっていた。フランスもドイツもお互い憎しみ合う思いは消えていなかった。

 1929年に世界恐慌が起こり、不況の混乱に乗じてナチスが勢力を伸ばし、ヒトラーが全権委任法を成立させた。そして空軍をもってはいけない約束になっていたのに、航空機を作ると言って、空軍の飛行機を作ってそれを発表した。各国から批判はあったものの、軍備拡張を進めるのを止めるアクションとはならなかった。イギリスもドイツへの制裁が厳しすぎるし、ドイツが弱すぎてもパワーバランス的に問題であろう、と口を出さなかった。 “フランスは第二次世界大戦を止められた!?ゲーム理論で見るラインラント進駐” の続きを読む