今日清戦争周りの歴史について勉強しているが、この朝鮮を巡っての戦争とその世界情勢が現代日本の中でどう生かせるのか、という事について何も出てこない。発展途上国を支援しようとする国が対立する、と言う意味ではシリア情勢と重なる部分もあるかもしれない。日本と清国の関係は日清戦争から、対華21ヶ条の要求でただれてしまった。取らないなら他の国に取られる、そんな世界情勢の中で、日清関係をただれさせない選択肢があったのかと思うと疑問だし、歴史のディティールの中には、様々教訓になりそうなところはあるんだろうが、日清戦争の背景や概要などを人生の中でどう生かすかという事については、今の自分の能力では無理だと感じる次第だ。
改めて歴史の勉強の意義を考えてみると、今の自分の課題に合った本を探し、それがビジネス書、自己啓発、著者の経験談を語るものであれば、それも歴史かもしれない。今現在見えている課題が明確であれば、それに合ったものを読んで実践に活かしていく、という事が勉強のもっとも意図するところであると思う。
では、日本史や世界史、過去起こったことを時系列でみていくことで何が見えるのか、改めて考えてみた。 “歴史を勉強する理由は何だ” の続きを読む
▼そして日清戦争が起こりました。これは、朝鮮を巡って、日本と清、昔の中国ですね。それが戦ったんですが、
眠れる虎と恐れられていた清は戦ってみたら兵器も古くてかなり弱くて、日本が勝つんですね。その賠償で、遼東半島という朝鮮の上の部分と、台湾が日本の物になりました。遼東半島はその後返しちゃうんですが、台湾は、終戦まで、日本の領土でした。 
オランダやスペインの植民地支配が安く労働力を使う搾取型の植民地支配と言われていて、日本はそれに対して、ちゃんとして扱う事にしました。日本国内と同じ扱いをして、インフラを整えていったこともあり、日本化の政策に反対が一部ありつつも親日が多いのは、日本のおかげ、と感謝されている部分のようです。 

▼そして、日本は1945年に敗戦し、その4年後に台湾の領土を放棄するんですが、中国は中華民国として、国連に加盟します。そして、日本との戦いが終わって、共産党と国民党の戦いが激化するんですね。
▼戦いは共産党が勝って国民党は台湾に逃げ込んで、そこに政府を作ります。 なので、台湾は、昔の負けた政党が作った国、と言えるんですね。 

というのも、国民党の意見としては、台湾だけでなくて、中国本土は共産党ゲリラに支配されていて、その上のモンゴルも勝手に支配されているので、そこも併せて中華民国のものだ、返してくれ、中華民国として認めてくれ、という訴えをしているんですが、
普通に考えて、台湾しか実行支配していないのに、中国本土とモンゴルを自分の国、というのは認められないでしょう、ということで、国連で却下されたんですね。 ▼そして、共産党の中華人民共和国が色々な国と国交を回復する際に、台湾は中国の一部なので、台湾とやり取りしたい時は中国を通してください、台湾とは国交を断絶してください、という条件のもと色々な国と国交を結んでいて、日本もそうしているので、政府のスタンスとしては台湾は中国の一部、という認識なんです。国連も台湾は中国の一部、としています。
▼では、独立国として認められない、他の国と国交がないとどうなのか、というと、アメリカなんかは独立国として認めていないと言いながらも台湾と軍事同盟を結んでいるし、経済的には色々な国と付き合っている、そして、オリンピックなど国際的な競技にも台湾として参加出来ているというところを見ると、実質独立国じゃないか、と思う所はあります。
一般の人の多くが現状維持を求めているのは、普通に暮らせているから波風断たせなくていいという思いからなんでしょう。 ということで、台湾が独立国なのか、中国の一部なのか、について勉強していきました。 以上です。