アジアで植民地にならなかったのは日本とタイだけだ

日本人のアイデンティティを確認するのに、日本が凄いんだぞ、という事が必要かなと思いまして、その1つ目の話になります。

帝国主義がはびこって、多くの国が植民地になる中、アジアでは日本とタイだけが、植民地になりませんでした。これは胸を張れることだと思います。また、1904年に、日露戦争で、ロシアに勝ったこともそうです。

1867年に江戸時代が終わってから30年位しかたっていないにも関わらず、明治時代で急速な近代化を行って、大国ロシアに勝てる軍事力を見せつけました。   では、なぜ植民地にならなかったんでしょうか?

帝国主義の国が植民地にする理由はこうです。国として未成熟で放置しておくと、生産性も低いし、紛争も起こるし、ろくなことがないから、先進国が入って国としてコントロールしてあげよう、という事です。

議会制度がない、憲法が無い、裁判所が無い、軍事力がない、近代化に必要なものはたくさんありました。日本は海外を回って必要なものを理解して、制度などを急速に整えていったのです。   これはどれ位真実かは置いておきますが、小学校の教材とか、憲法とか、とにかく外国のものを持ってきて、適当に翻訳してすぐ使おう、という質よりスピード重視だったと言われています。  

近代国家の仲間入りをすれば対等に付き合って貰える、そういう事でした。トルコは日露戦争に勝った日本をお手本にして、第一次世界大戦後、トルコ革命で独立した後に、徹底的に近代化を薦めました。そのため、今での世界のGDPランクは18位で中東の中でも一番です。なお、サウジアラビアなど中東で石油がめちゃくちゃ掘れる所よりもGDPが大きいということはちゃんとした経済発展をしていると推測できます。サウジは石油が輸出量の9割ですが、トルコは2割です。   という事で、日本が誇れることの1つ、植民地にならないように頑張った、というお話でした。  

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