構造的にものを考えれば分かった、という話 年末の特売セールが危険だった

年末年始3日ほど下痢で寝込んでいたのだが、年末に1回、年始に1回共通して食べているのは生卵だった。オムレツを作るのが好きな自分はたくさんの卵を使ってオムレツを作る時に生っぽい部分を残して作り終えそれを食べる。それが原因だと思われる。

 

しかし、卵は1月11日まで期限がある。保健所に出したわけではないので100%卵が原因とは言い切れないが状況を考えると答えが見える。

 

卵を買ったのは年末だった。スーパーで特売をしていたのだ。通常の2/3位の価格で安かったので思わず2パックも買ってしまった。その卵はいつもとは違う銘柄で、かつ、特売用に山積みされていたのだ。通常の卵もあった上でその格安卵も並んでいたことになる。

 

良く考えてみると、卵は生鮮食品で時間が経てばダメになる。生産者は突然たくさんの量を作れるわけではなくて作ったものを取っておくか余ったものでないと、プラスアルファで卵を出荷できないはずなのだ。

 

という事は山積みされた卵は消費期限は1月10日だったものの、バイヤー的には年末でかなり無理して調達してきたのではないか、ということが想像できる。

 

古い卵なのではなくて、その卵に菌が入っていたということもあるので一概には言えないが、無理に調達した安いものがいいものである確率は限りなく低いと考えられる。そう思うと、安物買いで健康を失うよりは、通常の価格のものを買った方がよいと判断できる。構造を考えることで意思決定が変わるのだ。

 

ココイチのカツが横流しされたことがニュースになったが、別のスーパーではとんかつが120円位で売られている。通常250円から300円くらいだ。これは横流しのカツではないか。そうでなくても何か悪いから安く材料が流れて来ているのではないかとかんがえさせる。小売店側もなぜ安く提供できるのか、ということを消費者に伝える必要が出てきている様に思える。リスクを表示してそのリスクを踏まえて買う選択が出来れば最高だ。

 

お腹を痛めて教訓を学ぶ年末年始であった。