中世日本のタックスヘイブン、荘園

中世日本に荘園という制度がありました。荘園と言っても、広い意味としては、大農園の事ですが、中世だと、その大農園を使って税金逃れをしていました。

もともと、律令制と公地公民によって、人民と土地は天皇のもの、と決められて運営されていたものの、それが徐々に崩れていきます。税収が減ったため、田畑を新しく開墾したらあなたの土地にしていいですよ、という墾田永年私財法を発して、国の持ち物ではなく、個人が土地を所有できることになります。 “中世日本のタックスヘイブン、荘園” の続きを読む