国会中継の話です。旧民主党、現 民進党の国会の質疑を聞いているとイライラしてくることが多いんですが、民主党の玉木さんは、非常に素晴らしいと思いました。この方のトピックをまとめたいと思います。
政党や議員さんの紹介になるようなものも更新していければと思います。 まず、甘利大臣の金銭授受疑惑ですが、貰ったお金に関しては政治資金収支報告書に記載しているので、献金を受けた、という事だけであれば問題は有りません。
問題は、URに甘利事務所が口利きをして、建設会社が良くなるように取り計らったか、と言う所になりますが、URと、甘利大臣の秘書ですかね、そのやりとりを録音したものをデータ取っていて、公表します、という事で、これを聞けば実際に口利きをしていたか聞いた人が判断できる、と言う話でした。
マスコミに公表されるようなので次第にアップされると思います。 2つ目は日銀について、日銀の政策が漏れたんじゃないのか、という話で、それは調べます、という黒田総裁の話でした。また、買い取った債権はどうするのか、日銀が売ってしまったら、お金が日銀に戻ってきて量的緩和の意味がなくなるので、ずっと保有し続けるのか、どうするのか、という質問で、黒田総裁はそれに対して、ずっと持ち続けることはなく出口について考える、という回答でした。実際、国債を売ってしまったら量的緩和の意味がなくなると思うので、満期になるのを待つのか、それ以外に売る選択肢もあるのか、という感じですね。
それと、年金のお金を運用するGPIFですが、国債だけで運用しているのに比べて、株式の比率が高くなっている今、利益は大きくなっているが、逆に損をする可能性も高くなっていて、株式の運用が失敗した場合、20兆円のマイナスが出る、という話をしておりました。そして損が出た場合、年金の支給額に影響を及ぼす、ということを指摘しておりました。僕は、最悪国債を発行して何とかするのかな、と思っていましたが、それはダメなのか、今言わないだけなのか、分かりませんが、安倍首相は年金の運用で失敗すると、年金支給額が下がる可能性がある、という事実を認めた形になります。
これについては、国債で運用していても足りない、という事に対して、株式の比率を高めると、損をする可能性がある、と言う所でどうバランスを取るかですが、今後議論がされるところでしょうか。 という事で、玉木雄一郎議員は、どこかの議員のように、嫌味を言う訳でもなく、同じことを何回も聞くという訳でもなく、至極建設的な指摘をしており、素晴らしいなと思いました。