核兵器は、アメリカ中国ロシアなど大国が持っているイメージです。あと北朝鮮とか、イスラエルとかありますが中東のパキスタンも持っていて、なぜこの国が持っているのかについて話していければと思います。
パキスタンはインドから独立した国です。逆三角形の右上の部分がバングラディッシュ、逆三角形の左上の部分がパキスタンになりました。世界で一番イスラム教徒が多いのはインドネシアですが、それを勝りそうなくらいイスラム教徒が多い国です。
第二次世界大戦中、インドからパキスタンが独立します。最初はイギリス連邦でしたが、すぐ脱退します。カシミール地方を巡って紛争をして、インドとは仲が悪く度々紛争を起こしていました。
第二次世界大戦後、アメリカとソ連は冷戦に入りました。朝鮮やベトナムで代理戦争を起こしていました。パキスタンの北に隣接したアフガニスタンでも同じような代理戦争が行われました。ソ連は、自分の国の周りに緩衝剤になるように社会主義国家を作ろうとしていました。
アフガニスタンの北はソ連でした。アフガニスタンを取られてはいけないと、アメリカはアフガニスタンのゲリラを支援します。アフガニスタンの西はイランでアメリカと仲が悪く、北は敵対するソ連なので、軍事援助のルートが作れません。
アメリカは、アフガニスタンの南にあるパキスタンを通って軍事援助しようとしたのです。パキスタンはそれを認める代わりにパキスタンにも軍事援助を求めました。インドと戦うためのお金が欲しかったのです。そのため、1985年ソ連アフガニスタン侵攻に伴ってパキスタンの軍事援助のお金も増えたのです。アメリカと同盟国の日本もお金を払ったようです。
パキスタンはインドなどと対立していて、インドに負けない様に核開発をしていました。アメリカの諜報機関はそれを知っていました。仮に核開発をやっていると知れたら、核開発している国に軍事援助は出来ないので見て見ぬふりをしたのです。
また、2001年に同時多発テロが起きて、アフガニスタンとパキスタンにいるテロを起こしたタリバンを倒すためにパキスタンへの軍事援助は加速します。
パキスタンは、冷戦に巻き込まれず、支援ルートを確保すると言う所で、冷戦に乗っかって援助金を貰って、核開発もすることが出来たのです。
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