現代の皇室の家系図を見てみると、殿下、皇后、親王、女王など色々な称号が出てきます。それについて話していければと思います。
まず天皇陛下がいます。今に上と書いて今上天皇と呼ばれます。在命中は平成天皇と呼ばれないんですね。その奥さんが皇后、その息子が皇太子です。皇太子は次期天皇という事になります。
※宮内庁HPより引用
家系図を見ていて多いのが親王です。親しい王様と書いて親王ですが、男性の場合は親王、女性は内親王になります。天皇の兄弟の家系で、2世までは、親王になって、3世代目は、王、女王と呼ばれるようになります。
昭和天皇の兄弟の家系で三笠宮家(みかさのみやけ)、高円宮家(たかまどのみやけ)がありますが、女王と呼ばれる方は、昭和天皇の父の大正天皇のひ孫、という事になります。女王がつくと、天皇の姪っ子のさらに子供、というような、家系的に少し離れた人なんだな、という事が分かります。
称号がついていないのは、皇室の家系ではなくて、外から嫁いできた方という事になります。すべての天皇家の方の敬称として殿下が使われます。平安時代末期は、親王になるということは皇位継承をあきらめた、という事になって、後白河天皇の息子の以仁王は、親王にならずに天皇になることを狙っていましたが、今は、そういう理由で親王になるならないという事はなさそうです。
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