皇位継承問題の原因、男系男子ルールは意味がない!?

天皇家には世継ぎ問題があります。現状のルールで正式に告げるのは、秋篠宮親王の息子の悠仁(ひさひと)親王だけです。

日本の皇室は、男系男子が継ぐルールがあります。天皇家の男性に外から嫁いできた女性との子が皇太子になれます。しかし、天皇家の女性に外から来た男性と結婚し子供を作っても皇太子にはなれません。天皇家の女性と、外から来た男性の子供は女系となります。それが男の子でも女系です。天皇に慣れるのは男系男子で、天皇を引き継ぐ資格としては、男性の家系をたどっていくと、初代の神武天皇に当たる必要があります。

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大王が天皇になったきっかけ

天皇がいない古代日本で、その土地を管理する大王がいました。各地で大王が発生して、支配地域を広めていた大王は、中国に使いを送って、日本の大王です、という印を貰ってそれを権威に使っていたのです。漢委奴国王の金印や親魏倭王の金印がそれに当たります。 

昔の中国は紀元前246年に始皇帝が中国を統一して秦としましたが、15年で滅亡していますが、その理由の1つとして、全てを1つのルールで統一しようとして、そのルールに全然合わない部族、民族の圧力があったのです。 “大王が天皇になったきっかけ” の続きを読む

天皇家の呼び名について

現代の皇室の家系図を見てみると、殿下、皇后、親王、女王など色々な称号が出てきます。それについて話していければと思います。

 まず天皇陛下がいます。今に上と書いて今上天皇と呼ばれます。在命中は平成天皇と呼ばれないんですね。その奥さんが皇后、その息子が皇太子です。皇太子は次期天皇という事になります。 “天皇家の呼び名について” の続きを読む

平安時代、打倒!摂政関白の引退天皇の反逆、院政

平安時代に、院政と呼ばれるものがありました。大学院生の院に政治の政で院政です。平安時代の前は、天皇は、ヨーロッパの皇帝と同じような立ち位置でしたが、平安時代に入って徐々に権力を失っていきました。そして藤原氏が、摂政、関白、という天皇家の血筋でなくても天皇と同じ権力を行使できるポジションを作って(本来は摂政関白は天皇家の血筋を引く外戚であることが多いのですが)藤原氏の親せきでそのポジションを占めたことで、天皇の政治権力の弱体化が顕著になります。 “平安時代、打倒!摂政関白の引退天皇の反逆、院政” の続きを読む

なぜ天皇制は滅ぼされなかったのか?

昔の天皇はいわゆる王様でした。それが権力が変わり、武力や政治は豪族に任せて権威だけ持つ、という存在に変わっていきます。これは世界的にレアケースと言えます。世界の歴史を見ても、王様の国が出来て、その国に不満が高まって、王様が倒され新しい国が作られるという事を繰り返しています。 “なぜ天皇制は滅ぼされなかったのか?” の続きを読む

天皇制と中国の易姓革命の違い

天皇制について勉強していければと思います。中国には易姓革命と言う考え方があります。今はいませんが、昔の中国には、皇帝が支配する国が続きました。

その皇帝は天から命を受けてその土地を支配すると考えられています。そのため、天の気が変わったら、その皇帝の国を滅ぼして新しい皇帝を出現させます。現実的な所で言うと、武力で支配者がかわるけれども、それは天のおぼしめしだ、という考え方。これが易姓革命です。 “天皇制と中国の易姓革命の違い” の続きを読む