天皇制と中国の易姓革命の違い

天皇制について勉強していければと思います。中国には易姓革命と言う考え方があります。今はいませんが、昔の中国には、皇帝が支配する国が続きました。

その皇帝は天から命を受けてその土地を支配すると考えられています。そのため、天の気が変わったら、その皇帝の国を滅ぼして新しい皇帝を出現させます。現実的な所で言うと、武力で支配者がかわるけれども、それは天のおぼしめしだ、という考え方。これが易姓革命です。

日本の天皇制は、弥生時代から現代に続く、同じ血筋で繋がった系統になります。弥生時代から続いていた、と言うものの、それは研究によりどこかで途切れているに違いない、という考えの方が可能性は高い様ですが、アマテラスオオノカミから始まった神の血を引く存在になります。アマテラスオオノカミは、この国を支配するのは我が子孫だ、と言ったと日本書紀には記してあります。それに何の根拠があるのかの記載はないのですが、王様が、この世を支配するのは、我が一族だ、と言って、それが続いていることと同じですね。

イギリスの王室は900年続いていますが、日本は、怪しい所はあるものの、2000年に渡り皇室が続いているのです。

ロシア皇帝は、ロシア革命のときに滅ぼされました。中国の皇帝も共産党に負けて共産党の独裁体制となっています。皇帝、王様は、時期が来ると必ず倒されて新しい王様が擁立したり、新しい制度になったりしますので、これだけ皇室が長く続いていると言うのは世界的に見てもレアケースだと言えます。

なぜこれだけ長く続くのかについては、平安時代の藤原氏に鍵がありますが別途お伝えしていければと思います。

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