フランスは第二次世界大戦を止められた!?ゲーム理論で見るラインラント進駐

歴史を振り返ってみてみると、色々な所に分岐点があるのが分かる。第二次世界大戦を始めたドイツの暴走を止められる選択肢があり、フランスはその選択を出来ず、ドイツにやられてしまった。

ドイツは第一次世界大戦で負けて、ヴェルサイユ条約により、厳しい軍規制と賠償金を負う事となった。フランスが積年の恨みを晴らすような条約の内容になっていた。フランスもドイツもお互い憎しみ合う思いは消えていなかった。

 1929年に世界恐慌が起こり、不況の混乱に乗じてナチスが勢力を伸ばし、ヒトラーが全権委任法を成立させた。そして空軍をもってはいけない約束になっていたのに、航空機を作ると言って、空軍の飛行機を作ってそれを発表した。各国から批判はあったものの、軍備拡張を進めるのを止めるアクションとはならなかった。イギリスもドイツへの制裁が厳しすぎるし、ドイツが弱すぎてもパワーバランス的に問題であろう、と口を出さなかった。 “フランスは第二次世界大戦を止められた!?ゲーム理論で見るラインラント進駐” の続きを読む

日本が戦争をした経緯

みんな戦争はしたくないと思っていると思いますが、色々な国がたくさん戦争をしてきました。なぜ戦争をしなければいけなかったんでしょうか。今日は明治以降、日清戦争から太平洋戦争まで(大東亜戦争とも言いますが)、戦争がなぜ起こったのか、について話していければと思います。

 

もともと江戸時代は、鎖国をしていて、貿易などは、長崎とか幕府がやっているのと、薩摩藩が沖縄でこっそり貿易をしていたり、という感じで他国との衝突はあまりありませんでした。ペリーが黒船で来航して脅されたことで幕府が倒されて、新しい明治政府が出来ます。外の世界を見てみると、昔の中国、清はアヘン戦争でイギリスにぼろ負けして植民地になりかけていました。フィリピンも植民地になっていて、日本も植民地になってしまう危険性があったのです。 “日本が戦争をした経緯” の続きを読む

ローマ教皇がユダヤ人迫害、ホロコーストを止められなかった理由は

ユダヤ人は、イエスキリストを殺した、という事で、迫害されてきました。処刑しろと指示を出したのは、国とか役所だから本当は関係ないのに、ユダヤ教を弱めてキリスト教の布教に必要だったから、という理由も一因ではと推測しています。シェイクスピアの作品にも反ユダヤ思想がたくさん盛り込まれていて “ローマ教皇がユダヤ人迫害、ホロコーストを止められなかった理由は” の続きを読む