インド独立・パキスタン・バングラディッシュ建国の流れ

インド、パキスタン、バングラディッシュはもともと1つでした。第二次世界大戦終わるころにパキスタンが独立し、分裂しています。それまでの流れについて簡単に説明できればと思います。

 

インドは日本で江戸時代末期ではイギリスの植民地でしたが、インド大反乱が起きて、イギリスは鎮圧に成功します。東インド会社に統治をやらせていましたが、イギリス自身で直接統治していった末に、イギリスに対する反感の感情が湧いて独立の機運が高まっていました。

 

そして1914年に第一次世界大戦がはじまります。 “インド独立・パキスタン・バングラディッシュ建国の流れ” の続きを読む

アメリカに中央銀行が無かった理由

アメリカは1837年から1914年まで中央銀行がありませんでした。今の中央銀行、FRB, 連邦準備制度理事会と言いますが、それは、3回目に作った中央銀行なのです。他の国は、中央銀行なのに、なぜアメリカはこの呼び方なのか。なぜ中央銀行がない時代があったのかについて話していければと思います。 “アメリカに中央銀行が無かった理由” の続きを読む

19世紀のアメリカの移民問題・・・移民排斥法が出来るまでのプロセス

1776年にアメリカが独立し、領土を今の領土まで増やしてきて、たくさんの移民を受け入れました。1880年から1920年までで2300万人の移民が来ていて、東京と神奈川の人口を合わせた位の人たちが来ました。

 

最初はヨーロッパからの移民が多かったんです。アメリカは、プロテスタントが多く、言語は英語だったので、それにマッチするヨーロッパの人たちが1920年代までは多かったんですが、 “19世紀のアメリカの移民問題・・・移民排斥法が出来るまでのプロセス” の続きを読む

パナマ運河③ニカラグアを巡って米英が対立

スライド5今回の話の中心のニカラグア

スライド6

様々な人たちがパナマ運河を開通させようとしておりますが19世紀中盤、アメリカとイギリスは、互いに中米エリアに運河を開通しようとしていました。アメリカはパナマがあるコロンビアと交渉し、イギリスはその北のニカラグアと交渉しました。ニカラグアは大きな湖があってそれを利用して、交通路を作ろうとしていたのです。

 

アメリカは、運河を作るに当たって、物を運ぶためのパナマ大陸横断鉄道を作りました。イギリスはニカラグアを攻め、政府に対抗する先住民をイギリス側の人間をトップに立たせてニカラグア全体を占領したいと思っていたのです。 “パナマ運河③ニカラグアを巡って米英が対立” の続きを読む

生き残ったインディアンはアメリカでどうなっていったのか?

アメリカ大陸の先住民インディアンは、多くの入植者が来てどうなったのか、という概要を話していければと思います。

15世紀から、ヨーロッパ各国がアメリカ大陸に入植をして虐殺しまくる国もあれば、フランスのように先住民と協調して暮らしていこうとするところもありました。 

先住民は、鉄を知らない。また、所有、という概念がないので、 “生き残ったインディアンはアメリカでどうなっていったのか?” の続きを読む

奴隷解放が終わっても人種隔離政策、消えない差別意識

1863年に終わった南北戦争で奴隷解放となりました。その後のアフリカ系アメリカ人がなかなか厳しそうだぞ、という話は別で書いていますが、また時が経つと次の壁が出てきました。

 

黒人は、憲法によって自由や参政権(政治に参加する権利)を保障されましたが、長い間黒人を奴隷として使ってきた考え方をいきなり変えられないようで、 “奴隷解放が終わっても人種隔離政策、消えない差別意識” の続きを読む

パナマ運河① パナマ運河が早々に出来ていたら日本は植民地だった!?

パナマ運河が早々に出来ていたら、日本は植民地になっていたかもしれない。この話に大した根拠はないんですが、それくらいパナマ運河があることのインパクトが大きかったと言う話が出来ればと思います。  “パナマ運河① パナマ運河が早々に出来ていたら日本は植民地だった!?” の続きを読む

南北戦争が教えてくれる勉強する意味

奴隷身分、解放されたはいいけれど・・・。

 南北戦争が終わり奴隷制が廃止されました。しかし、廃止になった後、元奴隷の黒人は、順風満帆だったわけではない様です。奴隷の多くは、読み書きが出来ませんでした。 

奴隷は、読み書きも教わらずに、ひたすら労働し続けることにしか価値を見出してもらえなかったので、いざ、解放されても、自立する力が無かったんです。 “南北戦争が教えてくれる勉強する意味” の続きを読む

ルワンダ大虐殺の黒幕

アフリカの国ルワンダで大虐殺が起きました。フツ族とツチ族がいて、

 

多数派がフツ族

少数派がツチ族

 

になります。ベルギーが植民地にしているときに、少数派のツチ族を役人にしてツチ族は裕福でエリート、フツ族は、貧乏で落ちこぼれ、という風潮が出来ます。ただ、もともとフツ族とツチ族にそういった格差は無く、農耕をやっているか、牧畜をやっているか位の差だったのです。 “ルワンダ大虐殺の黒幕” の続きを読む