アメリカ大陸の先住民インディアンは、多くの入植者が来てどうなったのか、という概要を話していければと思います。
15世紀から、ヨーロッパ各国がアメリカ大陸に入植をして虐殺しまくる国もあれば、フランスのように先住民と協調して暮らしていこうとするところもありました。
先住民は、鉄を知らない。また、所有、という概念がないので、スペインが土地を貰ったと思ったら、相手の先住民はあげたつもりは全然なくて戦いが起こったり、戦っても鉄の武器もないし、ヨーロッパは火縄銃とか、マスケット銃とか鉄の武器で圧倒的に強かったので、ヨーロッパ人の意のままにされました。
虐殺される者や、奴隷になる者、アメリカの西に追いやられていく者など様々で、アメリカが独立していくと、多くの入植者が入ってきます。40年で2300万人入ってきて、その領土を確保するために、先住民を強制的に移住させる法律が出来て、今住んでいる土地を渡して、別の所に移動させられたんですね。先住民はアメリカの憲法で、納税義務のないアメリカ人として認められましたが、外交する権利は失いました。アメリカ独立の前は、争うヨーロッパ列強の中立に立っていいポジションを取る先住民もいたんです。
そして、先住民の寄宿学校と言うのが出来て、アメリカ人に同化させようとしました。先住民の社会では髪の毛が長いことが知恵や天の恵みの象徴として良いとされますが、アメリカ人としては短い方が良かったんです。学校初日に、髪の毛を切られて、アメリカ式の名前を付けられて、先住民の言語は禁止されて、英語を学びました。
そのやり方は、強引で、また半ば拉致のように先住民から子供を連れてくることもあり、批判も受けました。
教育でインディアンを殺して、民族浄化しようとしていたんですね。やる気のある人にとっては良い学校だったと思います。
移民に対しての同化政策は上手くいったのかなと思いますが、インディアンの同化は文化が違いすぎて、無理があったんでしょう。今では、殆どの学校は無くなってしまった様です。
という事で、インディアンは迫害されて、殺されて、奴隷にされて、生き残った人たちは同化してアイデンティティを壊されそうになりながらも、インディアンのエリアに住んでいます。
☆彡ご案内☆彡