大国ではないパキスタンが核を持てた理由

核兵器は、アメリカ中国ロシアなど大国が持っているイメージです。あと北朝鮮とか、イスラエルとかありますが中東のパキスタンも持っていて、なぜこの国が持っているのかについて話していければと思います。

 

パキスタンはインドから独立した国です。逆三角形の右上の部分がバングラディッシュ、逆三角形の左上の部分がパキスタンになりました。世界で一番イスラム教徒が多いのはインドネシアですが、それを勝りそうなくらいイスラム教徒が多い国です。 “大国ではないパキスタンが核を持てた理由” の続きを読む

鎌倉時代の中抜き業者!?「地頭」

鎌倉幕府が出来るまで、基本的には、天皇を中心とした朝廷が政治を行い、天皇の血筋の貴族が役人の仕事をしていました。しかし、平安時代後半から鎌倉幕府になると、今まで天皇や貴族がやっていたものを幕府、つまり武士たちが入ってきたのです。

 

農地を耕して、税金となる作物を治めるのは地方役人である国司に収めますが、鎌倉幕府が出来ると、地頭、という幕府が任命した人たちの力が強まります。地頭は武士ですから、治安維持のための警察的な役割をしつつ、徴税業務も行いました。 “鎌倉時代の中抜き業者!?「地頭」” の続きを読む

頼朝と清盛が高めた「武士」という身分

戦国時代や江戸時代だと、武士の地位は、政治や行政を行う階級でした。しかし昔の武士は、地位が低かったのです。昔の政治は、天皇と、天皇の血筋を引く貴族がやっていました。いわゆる今でいう官僚や、知事は貴族の仕事でした。貴族以外の人たちは、どうあがいても貴族になれなかったのです。 “頼朝と清盛が高めた「武士」という身分” の続きを読む

中世日本のタックスヘイブン、荘園

中世日本に荘園という制度がありました。荘園と言っても、広い意味としては、大農園の事ですが、中世だと、その大農園を使って税金逃れをしていました。

もともと、律令制と公地公民によって、人民と土地は天皇のもの、と決められて運営されていたものの、それが徐々に崩れていきます。税収が減ったため、田畑を新しく開墾したらあなたの土地にしていいですよ、という墾田永年私財法を発して、国の持ち物ではなく、個人が土地を所有できることになります。 “中世日本のタックスヘイブン、荘園” の続きを読む

平安時代、打倒!摂政関白の引退天皇の反逆、院政

平安時代に、院政と呼ばれるものがありました。大学院生の院に政治の政で院政です。平安時代の前は、天皇は、ヨーロッパの皇帝と同じような立ち位置でしたが、平安時代に入って徐々に権力を失っていきました。そして藤原氏が、摂政、関白、という天皇家の血筋でなくても天皇と同じ権力を行使できるポジションを作って(本来は摂政関白は天皇家の血筋を引く外戚であることが多いのですが)藤原氏の親せきでそのポジションを占めたことで、天皇の政治権力の弱体化が顕著になります。 “平安時代、打倒!摂政関白の引退天皇の反逆、院政” の続きを読む

パレスチナの民主的逆襲?イスラエル問題

イスラエルパレスチナ問題の未来についてお話しできればと思います。現状イスラエルが国連の決議の元、パレスチナの一部を認められ、その領土以上に戦争を重ねる中でイスラエルの領土を増やして行きました。ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区でも、イスラエルの入植者が増え、イスラエルとパレスチナの共同管理の場所は、パレスチナの決定権はごみの収集などそういった事柄しかなく、実質的にイスラエルの占領下になってきているなという感じです。 “パレスチナの民主的逆襲?イスラエル問題” の続きを読む

なぜ天皇制は滅ぼされなかったのか?

昔の天皇はいわゆる王様でした。それが権力が変わり、武力や政治は豪族に任せて権威だけ持つ、という存在に変わっていきます。これは世界的にレアケースと言えます。世界の歴史を見ても、王様の国が出来て、その国に不満が高まって、王様が倒され新しい国が作られるという事を繰り返しています。 “なぜ天皇制は滅ぼされなかったのか?” の続きを読む

天皇制と中国の易姓革命の違い

天皇制について勉強していければと思います。中国には易姓革命と言う考え方があります。今はいませんが、昔の中国には、皇帝が支配する国が続きました。

その皇帝は天から命を受けてその土地を支配すると考えられています。そのため、天の気が変わったら、その皇帝の国を滅ぼして新しい皇帝を出現させます。現実的な所で言うと、武力で支配者がかわるけれども、それは天のおぼしめしだ、という考え方。これが易姓革命です。 “天皇制と中国の易姓革命の違い” の続きを読む

靖国神社の始まりと明治時代の役割

九段下にある靖国神社。明治時代にすぐに作られました。最初は、招魂神社、招く魂と書く招魂神社ですが、明治維新で亡くなった方を祀るために建てられました。招魂、という思想は道教の思想で、天に上った死者の霊を招きよせて鎮魂するという所から来ています。この思想は幕末からあり、各地に広がりを見せて、各地に招魂神社が出来たのです。東京府判事の大村益次郎監督の元作られたため、その銅像が靖国神社の参道にあります。 “靖国神社の始まりと明治時代の役割” の続きを読む

アメリカに中央銀行が無かった理由

アメリカは1837年から1914年まで中央銀行がありませんでした。今の中央銀行、FRB, 連邦準備制度理事会と言いますが、それは、3回目に作った中央銀行なのです。他の国は、中央銀行なのに、なぜアメリカはこの呼び方なのか。なぜ中央銀行がない時代があったのかについて話していければと思います。 “アメリカに中央銀行が無かった理由” の続きを読む